1952-05-28 第13回国会 参議院 経済安定委員会 第11号
私は土木技術者でございまして、この三十年間專ら水力開発に携わつて参りましたいわゆる水力技術者でございます。従いましてこの水力技術者の立場から若干気の付いたことを申上げることにいたしたいと思います。逐條的に批判を加えることはいたしませんで、法案を通覧いたしまして感じましたこと、或いは問題になるであろうと思われますような点につきまして、順序なく申上げることをお許し願いたいと存じます。
私は土木技術者でございまして、この三十年間專ら水力開発に携わつて参りましたいわゆる水力技術者でございます。従いましてこの水力技術者の立場から若干気の付いたことを申上げることにいたしたいと思います。逐條的に批判を加えることはいたしませんで、法案を通覧いたしまして感じましたこと、或いは問題になるであろうと思われますような点につきまして、順序なく申上げることをお許し願いたいと存じます。
それから次に、十津川におきまする北口という民間の方は企業、発電の計画でありますが、これは十津川村の南、和歌山縣から十キロくらいの地点に平谷という部落があります、その平谷の少し下に相当高堰堤を設けまして、これに貯溜して、そうして專ら水力を起す、こういう企てであります。これは発電は主に電力の少い冬季約半年発電する。